刺繍

【糸始末のやり方】いろいろな刺し始めの仕方コツ&ポイント【フランス刺繍】

刺し始めと糸始末アイキャッチ
@どく

こんにちはどくです!
今回は色々な刺し始めの紹介です。

【刺し始め】玉結びの2つのやり方

玉結びはやり直したいときに玉結びを切ってほどけるので、初心者さんにはおすすめです。
裏面も綺麗に仕上げたいときには適していません。裏地で隠れるものや生地がしっかりしているもの、表に玉結びが響かないものに適しています。
ブローチやアクセサリーに仕立てるときにもよく使うので、覚えておいた方がいいものになります◎

裏の玉結びを押し上げないように注意が必要です。玉結びで始める場合は裏面に注意して結び目はよけて刺しましょう◎

玉結び やり方1

針と刺繍糸
1. 糸を通し長い方に玉結びをします。
2. 針と糸を人差し指でおさえながら、針に2~3回巻きつけます。
玉結びをする
3. 人差し指と親指で巻きつけた部分を抑えながら針を押し上げます。
玉結びをする
4. 指でおさえたまま針を引ききります。
完成♪裏から針を刺して始めます。

玉結び やり方2

針と刺繍糸
1. やり方①と同様に長い方に玉結びをします。
玉結びをする
2. バッテン×になるように人差し指にクロスして巻きつけます。
玉結びのコツ
3. そのバッテンにした糸を指先で転がしてねじる。
玉結びのコツ
ねじった後の指先の中はこんな感じ。輪っかになっています。
玉結びのポイント
4. 転がしてねじったら、ねじった部分を抑えながら糸を引きます。
完成した玉結び
引ききったら玉結びの完成です。こちらの玉結びは端の糸が余りがちなので、最後に短めに切って大丈夫です。
完成した玉結び
余分な糸を切った後の画像
@どく

私はこのやり方が苦手でよく失敗します;;
慣れてる人はこっちの方が早くできて良いかもです◎

【刺し終わり】玉止めをしておわる 

刺しゅう枠の端の方は少しやりづらいです。

玉結びのやり方
1. 針の3分の1くらいの位置(針穴が近い方)を糸の出口に置き、2~3回糸を巻き付けます。
玉止めコツ
2. 表と裏で針を押さえながら糸を引きます。
玉止めポイント
3. くるくる巻いた部分をしっかり親指で押さえながら、針を引きます。輪っかになっている部分がねじれていないように。(ねじれていると絡まったりします)
玉止め
玉結びが出来ました。短めに糸を切ったら玉止めの完成です。
完成した玉止め
布と玉止めの間に隙間なくできていたら成功です◎

【刺し始め】ランニングステッチ→返し縫い

サテンステッチやロング&ショートステッチなど、面を塗りつぶすようなステッチの場合に使えます。

ランニングステッチ サテンステッチ刺し始め
1. ランニングステッチを1回します。
返し縫 サテンステッチ刺し始め
2. 1目針を戻して刺します。(バックステッチのような感じ)これで糸が抜けません。
サテンステッチ刺し始め
3. 余っている糸を切ります。これで縫い始めれます。
そのままサテンステッチをしてみました。面を埋めてしまえば完全に隠れます。

【刺し始め&刺し終わり】近くにある糸に絡める

刺し始めにも刺し終わりにも使えます。使用頻度が高いです。

面を埋めたステッチの糸に絡める

近くにサテンステッチのような糸がある場合に絡めて始めれます。
絡めている最中方向を変えてみたり、輪なった部分に糸を通したりするとより丈夫です。

サテンステッチに糸を絡める
近くの糸に4,5本割るようにすくって絡める。
サテンステッチに糸を絡める
同じ場所にやるのではなく、別の場所をすくって絡める。

線を縫ったステッチに糸を絡める

アウトラインステッチやバッグステッチランニングステッチなど線を描くような糸がある場合に使えます。

バックステッチに糸を絡める
バッグステッチに糸をすくって3,4回絡める。線が細くて心配な場合は多めに絡める。
バッグステッチに糸を絡める
同じ糸に絡めるのではなく、進んで絡めていく感じ。

糸を残しておいて最後に絡める方法

裏も綺麗に仕上げたい場合におすすめ。ハンカチに刺繍をする場合など。

1. 玉結びはせずに少し離れた表から糸刺す(右から左に進む場合は右下、左から右に進む場合は左下が〇)。表に出ている糸は最後に糸に絡めて処理するので10cmくらい残す。初心者さんは長めが安心です。
2. 糸が抜けないように、残した糸を押さえながら、そのまましたいステッチをし始めます。

最初に残して置いた糸の処理

バッグステッチ裏面
1. 縫い終った糸を始末をした後、表に残していた糸を裏に引き出します。(針で引くと簡単です)
バッグステッチ裏面
2. 残した糸を裏に出したら針穴に通します。近くの糸に絡めます。3、4回巻きつけると安心です。
バッグステッチ裏面
同じ場所に何回も絡めるのではなく、1回絡めたら少し進んだ糸に絡めていく感じです。
刺繡糸をハサミで切る
絡め終わったらハサミで切って完成です。

【刺し始め】裏に輪を作って糸を通して始める

クロスステッチに使われる技法です。偶数取り(2本、4本取りなど)の場合に使えます。
表に1つ線が出来るので、面を埋めるステッチや線を縫うステッチの時に使えます。
結び目が出来るわけではないので、凸凹感もあまりでなく綺麗めです。
1度糸を切ってしまうと長く残っていても、同じ方法は出来なくなるのがデメリットです△

刺繍糸
1. 2本の糸をそろえて半分に折ります。(画像は2本でやるので4本取りと同じ感じになります)
1本でやると2本取り、2本でやると4本取りと同じようになります。
刺繍糸
2. 糸がばらばらになっている方をまとめて、針に通します。輪になっている方を長めにしておきます。
刺しゅう枠と糸
3. 裏から針を刺し表に1目刺します(ストレートステッチ)。裏の輪っかが抜けないように引ききらないでください。裏に出来た輪っかは残して置きます。
輪に刺しゅう糸を入れる
4. 裏側の輪っかに針を通し引っ張ると完成です。これで糸が抜けず、刺し始めれます。
糸始末の裏面
裏面

最後に

@どく

色んなやり方があって覚えれない!ってなるけど、やっていくうちに自然とこれにはこれ!っていうものが身についてくるんだろうなって思いました。
奥が深くて沼ります。

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